或る日、僕は

「ほぅ…お客さんか、珍しいな。ここはダンジョンだ。わたしはここでコーヒー飲んでるから、ゆっくり見て行ってくれ。幸運を祈る。」Since 2014.

愛煙家として思うこと

 最近の話。どうやら、他の趣味に熱中している間はたばこが欲しくならないことに気が付いた。不思議だ。おかげで本数が自然減。う~ん、「私がたばこをやめるときは、吸えなくなったとき」としていたのだったが、案外そう遠い話でもないのかもしれない。

 勤め先のレストランは店内禁煙どころか建物内全館禁煙なのである。この冬一番の寒さの中、屋外にある喫煙所まで歩いて行ってたばこを吸わなければならない。

 たばこ1本で約5分。厳密に計ったわけではない。この5分間は、たばこを吸うことだけに時間を充てる。たばこを吸いながらなにか別のことをするのは、私の場合ではまれである。

 10年前には180円だった銘柄のたばこだが、数年かけて段階的にたばこ代が引き上げられ、同じ銘柄のたばこが現在320円である。10年間で77.8%の価格上昇である。ここまで物価の上がっている商品がほかにあるだろうかと言いたくなる。たばこ代の引き上げによって喫煙者が減った影響から、たばこ屋さんはなかなか苦労しているようである。

 私がたばこを吸うのは、精神衛生上欠かせないものだからである。もちろん、健康上何かしら悪影響もあるのかもしれないが、蛇はたばこに含まれるニコチンを嫌うということが、あまり知られていないようにも思う。

 たばこは、蛇除けになる。

 もっとも、このような実践的な話を書いてしまうのは、誤読の可能性もあるため、できれば避けたかった。ただ、一個人として思うに、嗜好品をたしなめるくらいの家計の遊びを作っておくことで、かえって、やりくりを工夫するようになったことを、やや控えめに述べさせていただいて、この記事を締めくくりたい。

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