或る日、僕は

「ほぅ…お客さんか、珍しいな。ここはダンジョンだ。わたしはここでコーヒー飲んでるから、ゆっくり見て行ってくれ。幸運を祈る。」Since 2014.

作業従事|2018/06/20(水)

 こんにちは、淡です。本日朝方は雨模様でしたが、家路につく頃には晴天となっていました。

 さて。。。今日の勤務日誌を書くかどうか。

 少し長くなるかと思います。ここ3年間ほど感じてきた、かの同僚女性(以下、Qさん(仮名)と記述します)との勤務について、非常に心苦しい思いをさせられて続けてきた悔しさを、書き綴ることになってしまうかと思います。この記事が共感を得られるかどうかは、書き始める前のこの現時点ではわかりません。ただ、どうしても、Qさんとの勤務日に感じている思いを、ゆっくり落ち着いてとらえなおす必要を感じてはいたのです。それが、このブログで書き綴ることが果たしてふさわしい場なのか、とか、そんな次元の話ではありません。

 とにかく、このQさんについて、私なりにかみ砕いて説明させていただこうと思います。このQさんが、私の勤務先に入った時期がおよそ3年前です。

 まず思うのが、
「Qさんは何のために働いているつもりなのか」
 ここが疑問です。

 Qさんの勤務態度は、非常に他罰傾向にありました。Qさんは、私と同じく障がいがあります。私も障がいがあり、Qさんにも障がいがある。つまり、この点においてはフラット、対等です。

 Qさんご自身が考えたこと、思ったことについて、Qさんご自身にとってわからないことがあれば、どのような話題であっても、話し始めます。勤務時間中にQさんからの質問攻めが4時間も続けば、大概の人はキレると思われるうえ、実際に私に対しての罵倒を何度も何度も受けた期間が半年以上にわたってありました。この件、私自身、非常に苦しまされました。

 過去形で書いています。現時点で、Qさんの他罰傾向は完全に消えたわけではないのですが、Qさんの暮らしの中で非常に強い不安感を感じていたことから、自己防衛のためにきつい物言いになっていたことを、少なくとも私なりに察したつもりなのでした。苦しい時期でした。勤務日のたびに、ひどい物言いを語り続けるこのQさんへの残念な思いが募っていたのでした。

「こんな思いをするために今まで頑張ってきたわけじゃない。」

 私の欠勤が増えました。Qさんの顔を見たくない、声も聴きたくない。Qさんの語りをどうとらえるのか、難儀させられました。

 しかし、考え直してみると、私の今までの人生の中では、もっとひどい物言いをする人も居たし、私を直に罵倒する人というのは過去にもいました。少なくとも、同僚である以上、仕事という共通の話題はあります。

 私がこうやって書き綴っていられるのは、すでに消化した出来事だからです。渦中にあった時期は、どうしても文章化できなくて、ものすごく苦悶したものでした。それが、昨年です。Qさんは、私に対してだけ罵倒しているのかどうか、少し落ち着いてみてみることにしたのです。

 Qさんは、「とにかく甘やかしてあげたい」「世話をしてあげたい」という思いを持っておられる様子を、Qさん独自の言葉で早口でまくし立てるひとなのだと、私は見てとりました。だから、これは、私の力量を超えます。

 今までに私が編み出してきたすべての知識と裁量を用いて、対策を練りました。それも、具体策です。
「この言葉が来たら、このように返答しよう。」
 考え抜きました。

 この編み出した具体策は、Qさんとの会話の場面で使うことはなかったのですが、結果として、私自身の新しいノウハウとして身になりました。つまり、Qさんの職場への加入により、私自身がよりバリエーションの富んだコミュニケーション術を編み出すきっかけとなったのでした。

 現在、Qさんは、3年目の勤務に入り、気遣いの非常に利いたひとへと変貌しました。語り口は相変わらずQさん独特の早口です。私もときどき茶化されるので、まだまだ油断はできません(笑)

 このあたりで書き上げとします。書き始めたときは罵詈雑言を書かないで済めば御の字と思って書き始めた今日の日誌。書き進めてみると、私自身、発見がありました。小説ではないので、伏線とか、あらすじとか、あとがきとか、そういう文言は書きません。

 末筆ながら、Qさんは私よりおよそ20歳ほど年上の方です。「なんとも可愛らしい気質」を持った方です。「会話がここまで弾む女性というのも、また珍しいなぁ」と感じています。

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