或る日、僕は

コーヒーを飲んでいるかもしれない。Since 2014.

ユーモアのかけらもない悔しさ

 信頼関係は、時間をかけてゆっくりと築かれるものだ。相手の心の奥底に大切にしまわれているような出来事を、根掘り葉掘り聞くような真似をされるのは苦しくかつ失礼である。いま、わたしのおかれている職場環境で、仕事を辞めたくなるほどにひどい処遇を受けているように感じる。そこまで心理的に追い詰められている原因は一体何なのかわからない。

 少なくとも、いまのわたしの判断では、即座に辞職するのはうまくない。とは言ったものの、いまの職場環境において続けていく意味を見出せなくなってきていることもまた事実である。

 簡単に答えは出ない。

 そして、こういった心理的重圧を感じるような職場環境を改善するためには、抜本的な対策が必要なのではあるんだけど…。

 だから、わたしは、心理的エネルギーを消耗してきていたのであった。

 このあたり、少し考えを変えてみるのもいいかもしれない。

 わたしは勤続15年になったのだが、昨年入職したばかりの勤続2年目の新人上司と、仕事が合わない。というのも、この上司は、過去にどのような仕事をしてきたのかを折に触れて説明するからである。この上司は、このように説明する。

「長年、知的障碍者にかかわる仕事に携わってきた」

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